主催展覧会
-
- 開催中
- 有料
コレクション展1
それは知っている:形が精神になるとき2023年4月8日(土) - 2023年11月5日(日)
形と精神の関係は、世界を認識し解釈する能力に関わる普遍的なテーマとして、古来より芸術作品を通して探求され続けています。精神や生命が生み出すエコロジー(生態学)とは何かを問い続けたグレゴリー・ベイトソンは、形と形の相互の関係やそれぞれのパターンをつなぐ大きなネットワークとしての「精神 Mind」がある、とも述べています。目に見える、見えないを問わず、自然、社会、言葉、夢といった様々な形のパターンは世界の至る所に生じています。私たちは日々、形同士の関係や類型からおのずと生じる、個人の心よりも大きなシステムとしての精神をどこかで感じています。こうしたパターンや構造は、地球や生態系の基礎となる関係やつながりが生み出す大きなネットワークの一部であり、私たちが世界を解釈し、相互作用する方法の背景となるものではないでしょうか。このような大きなテーマに挑むため、形やパターンがどのように私たちの知覚や世界の理解を形成するか、そして「精神」と呼べるようなものとどのように結びついているかを、美術の歴史もまた考え続けています。本展では、1960年代から最新の作品まで、絵画、立体、写真、映像、インスタレーションといった多様な当館コレクション作品と、本展に合わせて招へいしたアーティストの作品を組み合わせることで、様々な形同士の関係が知っている精神のプロセスをめぐる旅へと誘います。
… -
- 開催予定
- 有料
D X P (デジタル・トランスフォーメーション・プラネット) ―次のインターフェースへ
2023年10月7日(土) - 2024年3月17日(日)
デジタルを食べる!? ―身体と一体化するテクノロジー デジタルテクノロジーによってこの地球という惑星、そこに住む「私たち」の生き方や感性はどのように変わっていくのでしょうか。20世紀から繰り返されてきたこの問いに対して2023年、いままでとは全く違った惑星の姿が出現しようとしています。人新世とよばれ、見えないネットワークやAI によるコントロールにひたされたこの惑星DXPでは、テクノロジーと生物との関係が日々新たに生成されています。 DXP展は、アーティスト、建築家、科学者、プログラマーなどが領域横断的にこの変容をとらえ、今おこっていることを理解し、それを感じられるものとして展開するインターフェースとなります。注目のテクノロジーであるAI、メタバースやビッグデータで構成される一つのリアリティ、そしてヴィジョンとしてのDXPは衣食住も含めた総合的なライフの可能性を提案します。 金沢21世紀美術館 長谷川祐子、髙木遊、原田美緒、杭亦舒、本橋仁
… -
- 開催予定
- 無料
第38回国民文化祭 第23回全国障害者芸術・文化祭 いしかわ百万石文化祭2023 金沢21世紀美術館特別展
チョコレート
至高の名を与えられしもの2023年10月28日(土) - 2023年11月3日(金)
開催趣旨 茶の湯や和菓子を好むイメージが強い金沢ですが、チョコレートの消費においても全国トップクラスです。最近は、特色のあるチョコレート作りに取り組む若手のショコラティエが活躍するなど、金沢の食文化に厚みを加えつつあります。 展覧会「チョコレート 至高の名を与えられしもの」では、世界中の人々に愛されるチョコレートにまつわる工芸作品の展示や手話通訳付きのキュレーターによるギャラリーツアー等の開催を通して、チョコレートを愛する「ショコラの街・金沢」にてその魅力をお伝えします。 展覧会概要 ヨーロッパ植物学者カール・フォン・リンネ(Carolus Linnaeus)によって命名された「テオ ブロマ・カカオ」は、ギリシャ語で「神々の食べ物」を意味します。このカカオの原産地は中南米の高地、つまり紀元前グァテマラに栄えていたマヤ、そして現在のメキシコにあたるアステカに遡り、その価値は貨幣の地位に押し上げられるほどでした。その後、大航海時代の17 世紀頃、カカオはスペインを介してヨーロッパにもたらされ、緩やかに宮廷から上流階級を中心に嗜好品あるいは滋養飲料として広まっていきました。カカオに砂糖、肉桂、ヴァニラなどを混ぜた「この上なきもの」(nec plus ultra)となった「チョコレート」は、上流階級から市民階級へと、 また近代化に伴い大衆化して、今日まで世界中で嗜好品として愛されています。 本展覧会では、国内に残る稀覯本や資料によってカカオの通った道を紹介し、人々がカカオを受容した歴史と文化を紐解きながら、チョコレートにまつわる現代美術作品や、チョコレートに見立てることを楽しむ工芸的作品などを紹介します。 また、チョコレートを素材に独自の技術で造形に取り組む、ステファン・ルルー氏の作品も金沢にて初公開します。多彩な種類でそれぞれの好みに合わせて選ぶことが出来るチョコレートが贈り物として重用され、贈る者・贈られる者双方に喜びをもたらしてくれます。「特別な何か」を渡す機会と現代の贈与のかたちをチョコレートを通して考えます。 黒澤浩美(チーフ・キュレーター)
… -
- 開催予定
- 有料
コレクション展 2:
電気-音2023年11月18日(土) - 2024年5月12日(日)
現代の私たちは、自然の環境音から人工の電子音まで、あらゆる「音/サウンド」と共に生きています。音というメディアは、「聞く・聴く」だけではない「身体」の知覚を通して、私たち人間と世界をリミックスする力を持っています。今こそサウンドは、過剰な情報によって分断された私たちをつなぎ直し、この世界と私たちとの関係を再編することができるのではないでしょうか。本展は、カールステン・ニコライによるノイズを含むあらゆる音を録音、集積し、世界の複雑さとつながりを見せる《リアリスティック》を起点に、「聴覚でとらえる空気の震え」だけではないサウンドの可能性を模索します。
…
一般主催展覧会
-
- 開催中
- 有料
一般主催展覧会
WHO AM I -SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR- 香取慎吾個展
2023年9月16日(土) - 2023年10月15日(日)
アート、お芝居、バラエティ、音楽、ファッションなどエンターテイナーとして多方面で活躍を続ける香取慎吾の3年ぶりとなる個展。
2018年パリ・ルーブル美術館にて自身初となる個展「NAKAMA des ARTS」を開催、2019年IHIステージアラウンド東京で行われた「BOUM!BOUM!BOUM!香取慎吾 NIPPON 初個展」では18万人超を動員。アーティストとしても大きな注目を集めている。
「BOUM!BOUM!BOUM!」で展示された作品はもちろん、「JANTJE_ONTEMBAAR」、「週刊文春 WOMAN」の表紙書き下ろし、そして金沢展の為に制作される完全新作などを一堂に展示。
アーティスト活動を凝縮させた空間を予定している。- 期間
-
2023年9月16日(土) - 2023年10月15日(日) 10:00~18:00(土曜日は20:00まで)
※入場は閉場の30分前まで
※会期中無休
- 会場
- 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA(1階)
市民ギャラリーB(地下1階)
- 料金
- 一般 2,000円
中・高校生 1,300円
小学生 600円
- 主催:
- 北國新聞社、北陸放送
- お問い合わせ
- 北國新聞社事業局
TEL 076-260-3581
北陸放送開発事業部
TEL 076-262-1717
※いずれも平日10時~18時
URL https://hk-event.jp/whoamitour-ishikawa/