EXHIBITION展覧会
主催展覧会2024
-
- 開催中
- 有料
コレクション展 2:
電気-音2023年11月18日(土) - 2024年5月12日(日)
現代の私たちは、自然の環境音から人工の電子音まで、あらゆる「音」と共に生活しています。 音は単なる「聞く・聴く」行為だけでなく、「身体」の感覚を通じて、私たちと世界を結びつける 力を持っています。 当館のコレクションにおいて、「音」と深く関わる作品は「電気」という自然現象でありエネルギーでもある要素とは切っても切り離すことはできません。なぜなら、「音」の記録や再生には「電気」は必要不可欠な存在だからです。そこで、本展では「音」と「電気」の双方、そしてその関係性に焦点を当てて、作品から発せられる電気的な繋がりに耳を傾けていきます。また、本展では、不可視の音が、痕跡や素描、電気信号やデータに変換されてきた美術の動向を探求します。音に形を与えるプロセスや変換の方法論は、レコーダーやプレイヤーなどの「音響再生産技術」の進化 と密接に関係しており、その発達は「記録と再生」や「保存と修復」といった現 代アート全般に関わる課題を浮き彫りにするでしょう。本展は、こうしたテーマ を通し、単にサウンド・アートにとどまらない、科学や哲学などの幅広い領域とかかわりながら、視覚的/音響的に展開されるコレクション作品を紹介します。 髙木遊(アシスタント・キュレーター)
… -
- 開催中
- 有料
D X P (デジタル・トランスフォーメーション・プラネット) ―次のインターフェースへ
2023年10月7日(土) - 2024年3月17日(日)
デジタルを食べる!? ―身体と一体化するテクノロジー デジタルテクノロジーによってこの地球という惑星、そこに住む「私たち」の生き方や感性はどのように変わっていくのでしょうか。20世紀から繰り返されてきたこの問いに対して2023年、いままでとは全く違った惑星の姿が出現しようとしています。人新世とよばれ、見えないネットワークやAIによるコントロールにひたされたこの惑星DXPでは、テクノロジーと生物との関係が日々新たに生成されています。 DXP展は、アーティスト、建築家、科学者、プログラマーなどが領域横断的にこの変容をとらえ、今おこっていることを理解し、それを感じられるものとして展開するインターフェースとなります。注目のテクノロジーであるAI、メタバースやビッグデータで構成される一つのリアリティ、そしてヴィジョンとしてのDXPは衣食住も含めた総合的なライフの可能性を提案します。 金沢21世紀美術館 長谷川祐子、髙木遊、原田美緒、杭亦舒、本橋仁
… -
- 開催中
- 有料
特別展示
池田亮司
2023年11月18日(土) - 2024年5月12日(日)
金沢21世紀美術館では、今年のテーマ「アート× 新しいテクノロジー」にあわせ、「特別展示:池田亮司」を開催します。国際的に活躍するアーティスト・作曲家である池田亮司は、緻密なリサーチに基づいた没入型のコンサートやインスタレーション、また舞台作品やパブリックアートなど、多岐にわたる活動を展開しています。2000年代初頭から自然科学領域のビッグデータを創造的に扱うことにより、この世界を新たな視点で認識するための表現を追求してきました。本展では、未発表を含む映像作品23点から構成される新作インスタレーション《data.gram [nº6]》が展示されます。「data.gram」は、池田による大規模なオーディオビジュアルインスタレーション「data-verse」三部作 (2019-2020) を再構築した新シリーズであり、目に見えない素粒子のミクロな超微視的世界から、観測可能な宇宙の果てのマクロな超巨視的世界まで、自然界のさまざまなスケールを探求する試みです。今回の新作を通して、自然界の調和と混沌に対し、私たち自身の知覚や認識が試される良い機会になることでしょう。
…